【徹底解説】Sony WF-1000XM4:今なお愛される「名機」の正体

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無線イヤホン

2021年の登場時、業界に衝撃を与えたSony WF-1000XM4。後継機(XM5)が登場した今でも、その独特の音作りや高い遮音性から根強い人気を誇ります。本機がどのようなイヤホンなのか、その魅力を再定義します。

今なお愛される「名機」の正体

1. 圧倒的な「没入感」を生むノイズキャンセリング

WF-1000XM4の最大の特徴は、独自開発の「統合プロセッサーV1」と、ポリウレタンフォーム素材の「ノイズアイソレーションイヤーピース」の組み合わせです。

  • 物理+電子の遮音: フォームタイプのイヤーピースが耳栓のように物理的に音を遮り、さらにV1チップが高精度な逆位相の音を出すことで、電車内の騒音や街中の雑音を魔法のように消し去ります。

  • 風ノイズの低減: 風を検知してマイクを制御する機能により、屋外での快適性が格段に向上しました。

2. ソニーらしい「濃密なサウンド」

音質面では、完全ワイヤレスながらハイレゾ級の高音質を楽しめるのが強みです。

  • LDAC対応: ワイヤレスでも伝送ロスが少ないLDACコーデックに対応。

  • DSEE Extreme: 圧縮音源(SpotifyやYouTubeなど)をリアルタイムでアップスケーリングし、ハイレゾ相当の解像度で再現します。

  • 音の傾向: 後継のXM5が「クリアで繊細」なのに対し、XM4は**「太く、実体感のある低域」**が特徴です。ライブ会場にいるような迫力を求めるユーザーには、今でもXM4の方が好まれることがあります。

3. スペック・主要機能まとめ

項目詳細
連続再生時間最大8時間(本体)+ 16時間(ケース)= 計24時間
防水性能IPX4(生活防水対応)
充電USB Type-C / ワイヤレス充電 (Qi) 対応
マルチポイントアップデートにより2台同時接続に対応
外音取り込み「Speak-to-Chat」機能で、声を発するだけで音楽停止+外音取り込み

⚠️ 購入・利用時の注意点:バッテリー問題について

WF-1000XM4には、特定時期の個体や古いファームウェアにおいて「片側のバッテリーだけ異常に早く減る」という現象が報告されていました。

  • 現在の状況: ソニーはソフトウェアアップデート(Ver. 1.6.1以降)で負荷軽減の対策を行っています。

  • 中古購入時の注意: 2026年現在、中古市場でも多く流通していますが、バッテリーの劣化具合には注意が必要です。購入前にアップデート済みか、あるいはバッテリー交換済みかを確認することをお勧めします。


今から買うのは「アリ」か?

結論:価格次第では「大いにアリ」です。

  • XM5との比較: 最新のWF-1000XM5は小型化され、装着感や高域の解像度が向上していますが、「耳にガッチリとはまるホールド感」や「力強い低音」はXM4の方が勝っていると感じる人も多いです。

  • 狙い目: 予算を抑えつつ、現役トップクラスのノイズキャンセリング性能を手に入れたい方にとって、XM4は依然として非常にコスパの高い選択肢と言えます。

 

2026年現在、WF-1000XM4をあえて選ぶ「メリット」と、覚悟しておくべき「デメリット」

結論から言うと、「重厚な低音とフィット感にこだわりがあり、中古やセールで安く手に入るならアリ」ですが、「バッテリー寿命と修理のリスク」が最大の壁になります。


メリット:今でも通用する「強み」

  • 独特の重厚な低音:

    後継のXM5は「繊細・クリア」な音作りですが、XM4は**「太くて迫力のある低音」**が特徴です。ロックやEDMを聴く際のアタック感は、今でもXM4を好むファンが多い理由の一つです。

  • 物理的な遮音性の高さ:

    本体が大きく耳を塞ぐ面積が広いため、付属のポリウレタンイヤーピースと合わせると、電子的なノイズキャンセリングを入れずとも「耳栓」としての遮音性が非常に高いです。

  • 安定したホールド感:

    XM5は小型・軽量化された反面、耳から滑り落ちやすいという声もあります。XM4は「耳のくぼみ全体で支える」形状のため、サイズが合えばガッチリと固定されます。

  • 値下がりによる高コスパ:

    2026年時点では中古市場や在庫処分で価格がこなれています。フラッグシップ級の音質と機能を1万円台(状態による)で狙えるのは大きな魅力です。


デメリット:2026年だからこその「リスク」

  • バッテリー問題の懸念:

    本機最大の弱点です。長期間使用された個体では、「片側だけ数十分で電池が切れる」という症状が発生しやすい傾向があります。中古で購入する場合は、すでにバッテリーが交換済みか、劣化が進んでいないかの確認が必須です。

  • 修理対応の終了リスク:

    発売から時間が経過しているため、メーカーの補修用部品の保有期間が近づいています。今後、故障しても修理を受け付けてもらえない「修理不可」になるリスクが高まっています。

  • 本体の大きさと耳への負担:

    最新モデルに比べると筐体がかなり大きく、長時間つけていると耳の縁が痛くなる人がいます。特に「耳が小さい人」にはあまり向いていません。

  • 接続安定性と機能性:

    最新のBluetooth規格(LE Audioなど)への対応は限定的です。また、マルチポイント接続(2台同時接続)には対応していますが、最新機種に比べると切り替えのスムーズさで一歩譲ります。


まとめ:こんな人にはおすすめ!

おすすめする人おすすめしない人
低音の迫力を重視する人バッテリーの持ちを最優先する人
安く高性能な中古を使い倒したい人耳の穴やサイズが小さい
ガッチリした装着の安定感が欲しい人メーカー保証がないと不安な人

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