KZのCastor Bass version(改良型低音バージョン)は、圧倒的なコストパフォーマンスで話題となった、低音好き(ベースヘッド)向けの2DD(デュアルダイナミックドライバー)イヤホンです。
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シルバーの「Harman Target Version」とは異なり、こちらはブラックの筐体が目印。その特徴を詳しく解説します。
1. 最大の特徴:暴力的なまでの「サブベース」
このイヤホンの主役は、何と言っても深く、重く、沈み込むような低域です。
- 2DD構成の恩恵: 10mm(低域用)と8mm(中高域用)の2つのドライバーを同軸上にスタック。低音を専用ドライバーで鳴らすため、他の帯域を濁さずに「震えるような低音」を実現しています。
- サブベース重視: 一般的な「ボワつく低音」ではなく、さらに深い地響きのような「重低音」にエッジが立っています。EDMやヒップホップ、映画鑑賞には最適です。
2. 16通りの音を楽しめる「チューニングスイッチ」
本体の側面に4つの小さなスイッチがあり、物理的に音質をカスタマイズできます。
| スイッチ | 役割 | 効果 |
| 1 & 2 | 低域調整 | ONにするとさらに低音が厚くなります(1段階・2段階)。 |
| 3 & 4 | 中高域調整 | ONにするとボーカルや高域の明瞭度が上がります。 |
おすすめの設定: > * 1100 (ON/ON/OFF/OFF): 狂暴なまでの重低音を楽しみたい時。
- 1101 (ON/ON/OFF/ON): 低音のパワーを維持しつつ、ボーカルの抜けを良くする一番人気の設定。
- 0011 (OFF/OFF/ON/ON): 比較的スッキリ聴きたい時。
3. Harman Version(シルバー)との違い
購入時に迷いやすいポイントですが、性格が全く異なります。
- シルバー (Harman Target): 優等生タイプ。バランスが良く、どんなジャンルも綺麗に鳴らします。
- ブラック (Bass Version): 野生児タイプ。中高域はHarman Targetに準拠しつつも、低域だけをガッツリ底上げしています。「普通のイヤホンでは低音が物足りない」という人は迷わずこちらです。
4. 注意点と本音の評価
- 筐体が少し厚め: 2つのドライバーとスイッチを搭載しているため、耳からの飛び出しが少し気になります。
- リケーブル推奨: 付属のケーブルは最低限の品質です。銀メッキ線などに変えると、低音のボワつきが抑えられ、高域の繊細さがさらに際立ちます。
- 価格破壊: 2,000円〜3,000円台という価格を考えると、同価格帯の有名ブランドのイヤホンを凌駕する解像度とパワーを持っています。
結論
KZ Castor Bass versionは、「低音で脳を揺らしたいけれど、ボーカルもクリアに聴きたい」というワガママを低価格で叶えてくれる名機です。
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