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TRNのConchは、一言で言えば「低価格帯(4,000円〜5,000円前後)の常識をぶち壊しに来た、超コスパ重視のイヤホン」です。
10mmのDLC(ダイヤモンドライクカーボン)ダイナミックドライバーを1基搭載しており、その名の通り「巻貝」をイメージした金属筐体が特徴です。なぜこのイヤホンがオーディオファンの間で話題になったのか、主なポイントを整理して解説しますね。
1. 異常なまでに豪華な付属品
Conchの最大の魅力は、本体の性能もさることながら、その付属品の充実っぷりにあります。通常、この価格帯では考えられないセット内容です。
- 交換式プラグ採用のケーブル: 3.5mm(アンバランス)だけでなく、2.5mmや4.4mm(バランス接続)のプラグが最初から同梱されています。
- 3種類のチューニングノズル: ノズル先端をネジ式で交換することで、音の傾向(バランス型、高域重視、低域重視)を物理的に変えられます。
- 豊富なイヤーピース: TRNの「T-ear tips」を含む複数種類が付属。
- 金属製収納ケース: 頑丈な円形のケースまで付いてきます。
2. 音質の特徴
音の傾向は、非常にクリアで解像度が高いサウンドです。
- 低域: DLC振動板らしい、レスポンスが良く締まった低音。ボワつかず、深く沈み込みます。
- 中域: ボーカルは少し前に出る印象で、埋もれにくいです。
- 高域: 非常に明るく、シンバルなどの金属音が鮮やかに響きます。人によっては少し「刺さる」と感じるほど鋭いですが、これはノズル交換で調整可能です。
3. 3つのチューニングノズル
ノズルを付け替えることで、以下のように音をカスタマイズできます。
| ノズルの色 | 音の傾向 | 特徴 |
| ブラック (Reference) | バランス型 | 最も標準的。解像度と聴きやすさのバランスが良い。 |
| ブルー (Translucent) | 高域重視 | 高音の伸びが最大化される。モニターライクな音が好きな人向け。 |
| レッド (Atmospheric) | 低域重視(オススメ) | 少し暖かみのある音になり、高域の刺さりが抑えられる。 |
4. どんな人におすすめ?
- 「とりあえず1台で色々試したい」初心者: ケーブルのプラグ交換やノズル交換など、オーディオの「沼」の入り口をこれ1台で体験できます。
- バランス接続を試したい人: 4.4mmプラグが付属しているため、別途高いケーブルを買わずにバランス駆動を楽しめます。
- 硬質でキラキラした音が好きな人: 金属筐体とDLCドライバー特有の、カチッとした硬めの音が好きな人には刺さります。
注意点
- 筐体が少し重い: 亜鉛合金製なので、プラスチック製に比べるとズッシリします。
- 高音が派手: 聴き疲れしやすいと感じる場合もあります(その時はレッドノズルを試すのが定石です)。
この価格帯でこれほど「遊べる」イヤホンはなかなかありません。もしあなたが「初めての5,000円以下のイヤホン」を探しているなら、間違いなく候補の筆頭に上がる名機ですよ。
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